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格安SIM/スマホコラム

格安SIM選びの基準

何を基準に選んだらいいの?

MVNOが少しずつ認知され、そういうことに特に興味を持っている方から徐々に乗り換えが行われてきた中で、大手キャリアに比べて圧倒的に安い料金が選択の最大関心事だった頃がありました。

しかし、数え切れないMVNOが事業展開する(なんと600社超)現状で、もはや安さは当たり前であって、すでに選択の基準には入らない項目になりつつあります。

以前より「安さ」を前面に押し出してアピールするMVNOも少なくなったと思います。業界最安値を強くアピールしていた「DMMmobile」も、その事にはあまりこだわらなくなっているように見えます。

そもそも「格安SIM」と言う言葉は、大手キャリアに対して格安である事を表す言葉ですので、各社とも大手キャリアより安いのは当たり前なんですね。

キャリアである「Y!mobile」(※)が、月額料金1,980円を打ち出している現状では、逆に安くないMVNOなど存在すらできません。

当サイトでは、お勧めのMVNO/格安SIMをご紹介していますが、安い事はすでに前提で、それ以外のユーザーにとってのメリットを持つ通信会社をチョイスしています。

(※)Y!mobileは「イーモバイル」「DDIポケット」を前身とする自社回線を保有するキャリアです。キャリアから回線を借りて運営されるMVNOではありません。そのキャリアであるY!mobileがワンキュッパの料金を打ち出した事は非常に大きなインパクトがありました。


では、「安さ」出なければ何を基準に選べばいいのか?

実は、大手キャリア(ドコモ/au/SB)のユーザーがMVNOを選ぶ際に盲点とも言うべき見落としが起こる場合があります。

それは「通信速度」なんです。

日本のモバイル通信回線は大手キャリア3社が持っているので、大手キャリアを使っている間はその最大速度での通信を利用しているので、「通信速度」が速い/遅いを気にする場面がほとんどありません。速くて当たり前なんです。

しかし、大手キャリアから回線を借りているMVNOの場合にはそうはゆきません。キャリアから借りている回線の太さと自社で抱えるユーザー数のバランスで、ユーザー数が想定より上回ると通信速度が低下する…といった事が起こります。

このことは、道路の幅と交通量を考えると分かりやすいかもしれません。

道路を走る車の量が増えれば徐々に渋滞が起こり始めますよね?

いくら広い道路でもクルマの数がどんどん増加すればスムーズに流れなくなってきますが、通信もこれと同じで、回線の太さに対してユーザー数が増えすぎれば通信速度は遅くなります。

ましてやキャリアから借りた限られた回線の中で運営されているMVNOは、ユーザー増加による速度低下は避けられない課題なのです。

MVNO事業者は速度低下に対して「回線増強」を行い通信速度を回復させ、ユーザーが増えたら速度低下し、また回線増強で回復…を繰り返している訳です。

大手キャリアのユーザーはそもそも「通信速度が遅くなる」という意識を持っていませんので、MVNOを選ぶ際にどうしても「プラン」や「端末」に目が行ってしまうんです。

ドコモ→au、au→Softbankといった大手キャリア間の乗換えであれば速度を意識しなくても問題はありませんが、キャリアからMVNOへの乗換え時には実効速度(※)に注目して頂きたいと思います。

しかし、どんなにお得なプランでも、どんなに高性能な端末でも、それを活かす基本中の基本である「通信速度」が一定レベル以上を維持していなければ活かす事はできないんです。

MVNOを選ぶ際には、「プラン」や「データ容量」「端末」と言った分かりやすい項目に加えて、ぜひ「通信速度」にも目を向けて頂ければ、乗換え後のスマホライフも快適になる事、間違いなしです^^


(※)実行速度

現時点でのMVNOの速度表記は全て「ベストエフォート***Mbps」となっています。

「ベストエフォート」とは理論上の最大速度という意味であり、「実効速度」とは実際にユーザーが利用できる通信速度を意味します。

この事をご存知ない方は、ベストエフォート表記の通信速度を見て、「どのMVNOでも速度は大して変わらないんだ」と思いがちですが、実際に利用する際の通信速度は各社バラバラです。

常に快適な速度で通信を利用できる通信会社もあれば、実用にならない速度を放置したままの事業者もあります。

また、混雑時(皆が使いたい時間帯)には速度低下を起こし使い物にならない事業者もあります。

すでに大手キャリアでは「実行速度」の表示が行われていますが、今後、MVNOでも実効速度表記の方向へ進んでゆくと思われますが、現時点では表記されているのは理論上の最高速度だという事を覚えておいてください。

実効速度は、実際の通信速度を計測して掲載している、いわゆる「速度計測サイト」は数多くありますし、拙ブログでも私自身が利用しているSIMの速度を計測して掲載していますので、参考になさってみてください。


実は、大手キャリアユーザーの盲点と言える事がもう1つあります。

それは「低速モード」です。

大手キャリアでの「低速」は、すなわち「速度制限」による低速ペナルティのようなもの…ですが、MVNOにおける「低速」は考え方が全く異なります。

MVNOでは「低速モード」を積極的に自らの意思で利用します(一部低速モードを提供していないMVNOもあります)。

例えば、テキスト主体のメールやLINEトーク、SNSの閲覧・投稿、音楽ストリーミング等の利用には高速通信は必要ないんです。

大手キャリアの場合には、高速通信が不必要なコンテンツでも構わずあらゆる場面で高速通信を使っています。

不必要な場面でデータ容量を無駄遣いして、その結果、データ容量を使い切ってしまい「速度制限」を受ける事になります。

一方MVNOでは、マイページや専用アプリから自らの意思で「低速」で通信する事を選択できるので、普段の「待受け状態」では「低速」にしておいて、WEB閲覧や動画視聴など本当に高速通信が必要な場面で「高速」に切り替える…という使い方ができます。

こうする事で、不要な場面でデータ容量を無駄遣いせず、いざ高速通信が必要…という場面に振り向ける事ができますし、月間に使用するデータ量全体も少なくすることができ、容量の少ないプランでの運用も可能になるかもしれません。

MVNOを選ぶ際には、「通信速度」において高評価である事と、併せて「低速モード」を提供している事業者を選ぶ事が満足度の高いMVNO選びの基本だと思います。


MVNOの中には、速度低下を起こしても対応が遅く既存ユーザーの使い勝手の悪さを放置するような事業者もあるようです。

ユーザー数の増加による速度低下が避けられないMVNOであれば、低下している期間をできるだけ短くし、ユーザーの利便性に配慮してくれる事業者を選びたいものです。

基本中の基本である「通信速度」に興味が薄いような通信会社を選ぶべきではありません。

常に自社の通信速度を注視し、速度低下があれば直ちに対応して回復させ、時期やキャンペーン等でユーザー増加が見込める場合には予め回線増強を予定しておく…といった事業者をチョイスできれば長期間安心して利用し続けられると思います。

当サイトではその辺りも勘案した上で「お勧め格安SIM/MVNO」を選んでいます。


そんな基本性能である通信速度がある程度出ている前提でのMVNO選びの条件を上げてみます。以下は優先順位ではなく順不同で思いついた順です^^;


通話料を節約できるサービスがある

半額アプリの提供や、通話し放題・通話パックの提供など。基本の20円/30秒の通話料を如何に節約するかが通信量全体の料金を圧縮します。

回数が多く1回の通話が短い方は「かけ放題」を、回数は少ないが通話時間が長めの方は「通話パック」を選ぶと良いと思います。

事業者によっては、1社の中で「かけ放題」と「通話パック」を選ぶ事ができ、月単位でプラン変更も可能な場合があるので注目してみてください。


各種の手数料が安い

手数料が安いというより高くないが正しい表現でしょうか。

MVNOによっては他社が3,000円なのに契約時の手数料が5,000円だったり、他社へMNPする際の手数料が1万円超…など、よく見ないと高い手数料を取られるケースもあります。

数あるMVNOの中には良心的とは言えない事業者もありますので、本来プラン料金を正しく設定すべき処を一見割安に見せかけて、何かと細かい手数料を取って埋め合わせるような事業者もありますのでご注意ください。


データ繰越し・データシェア

1か月の間に使いきれなかったパケットを翌月に繰り越して使えることを「データ繰り越し」と言い、これができないと非常に勿体ないので要注意です。

MVNOの場合は大手キャリアと違い、繰り越せるのは翌月までである場合がほとんどです。2か月以上に渡って繰り越す事はできませんので、適切なプラン選択が重要です。

毎月のように前月繰越分を使い切れない場合は、そもそも契約している通信容量が多すぎるのかもしれません。見直しも検討した方がよいかもしれません。


また、家族等とパケットを分け合えたり、1人で複数枚のSIMを利用できる仕組みを提供している事業者もありこれをシェアプランと言います。

家族の中でデータ消費が少ない人が多い人にデータ量を分け与える事ができたり、1人でスマホとタブレット両方でデータ量を使い分ける等の使い方ができ、データ量を無駄なく使える便利なサービスです。

また、家族という縛りもなく誰にでもパケットを上げる(プレゼント)事ができる仕組みもあって、これをパケットプレゼント等と言います。

自らで使い切れないパケットを有効に活かせる仕組みも非常に役立つ機能ですので要チェックです。


MNP時の不通期間がない

ネット契約の場合、契約後にSIMが届くまで利用できない期間(不通期間)が発生するMVNOと、到着後にユーザーが操作して開通させるまで前のSIMを使い続けられるMVNOとがあります。

当然、後者の方は使えない期間(不通期間)が殆どないのでお勧めですが、最近では出荷時に通信が止まってしまうMVNOはほとんどありません。

ユーザーが自ら、任意のタイミングで開通作業を行得るのが一番ですが、出荷から2日後に切り替わる…等でもうまくタイミングを合わせれば不通期間を限りなく0に近づける事ができます。



豆知識

もはや、当たり前すぎて選択基準にならない「安さ」ですが、月のランニングはともかく、最初に取られる契約事務手数料って案外大きいんですよね。

大手キャリアのように毎月の支払額が大きいと、3,000円という金額は相対的にあまり大きな額に感じることはありませんが、月額数百円~数千円程度のMVNOの場合は、1か月分の利用料より高い…なんてこともあってすごく高い手数料に感じてしまいます。

ところが、この手数料3,000円を500円程度で済ませる裏技があるのでご紹介しておきます。amazon等のショッピングモールで販売されている「エントリーパッケージ」や「SIM」がお得アイテムなんです。

この「エントリーパッケージ」や「SIM」は、3,000円で購入すると事務手数料と差し引きになる…というものなんですが、なぜか、500円前後で販売されている事が多いので、2,500円ほどお得になってしまうんです。

両方とも事務手数料3000円より割安に購入でき、契約事務手数料不要となるお得なアイテムです。


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